このたび「急傾斜地工法研究会」ならびに「相取工法協会」が設立されました。北海道内には土砂災害警戒区域が1万1700カ所あまり存在し、うち特別警戒区域に8000カ所が指定されています。
「急傾斜地工法研究会」は、難工事の多い斜面防災の社会的課題を解決するため工法の技術普及、向上を図り、より安全な施工に繋げ、土砂災害の防止に微力ながら貢献したいと思います。
また、現場は人家と密接している場合が多く、こうした地区に住まわれる方々の安心・安全な暮らしにも寄与できればと考えています。
急傾斜地工事には様々な課題があり、その中でも特に機資材搬入の仮設工は、解決が困難な課題となっています。「相取工法協会」では、機資材を安全に搬入する工法を提案します。それを通して急傾斜地の災害を防止し、国土の防災・減災に貢献できればと思います。
今回の設立を機に、我々が抱えている問題を共通課題とし、現場見学会や意見交換会を通して認識をひとつにし解決策を探っていきたいと考えています。今後とも皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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